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【傷、つらさを乗り越えた人は、“トンネルの向こうの光” になれる人。】

【傷つき、つらさを乗り越えた人・
乗り越えようと取り組み中の人は、“トンネルの向こうの光” になれる人。】
 
辻耀子(つじようこ)です。
タイトルが気になったあなたへ。あなたに届けるつもりで書きます。
 
(ピンと来たなら、読んで下さい。シェアも、自分用の保存も、ご自由にどうぞ!)
 
 
私ね、27歳の時に、一番最初に『レイキ』を学びに行ったんですよ。
「レイキってなに?あやしそう…大丈夫かな…」
と思いつつ、です。
  
その頃、私は、まだ大病の闘病中だったのです。
(「手遅れ、もう助からない」と病院で宣告されてから、2年ほど経った頃でした。)
 
まだ「自分は絶対に治る!」とはとうてい確信が持てなかった頃でした。
「ダメ元で受講してみよう…。『セルフヒーリング』が行えるらしい…」
という理由から、おそるおそる学びに行ったのです。
  
 
(…ちなみに、その時に学んだのは、西洋式レイキのスクールでした。そこも非常にいい講座&先生でした。)
   
ところがこの時、私は、大きく傷つく羽目になったのです。
  
  
体調不良と戦いつつの、2日間の講習の後のこと。
(実はレイキが全く理解できませんでした。)
  
落胆しながら会場を後にしようとしたら、 
アシスタント講師の、同い年ぐらいの
健康そうな20代の女の子が、戸口で見送ってくれながら、
満面の笑顔で、私にこう言ったの。
 
「よかったですね!これであなたも病気が治りますよ!」
って。
 
…ビックリして振り向いたら、ひまわりみたいな笑顔でした。
 
 
…でも私、その言葉がすごく…(嫌な意味で)突き刺さった。
その言葉に、傷ついたんです。
 
あまりにも、そのセリフに重みがなくて…
あっけらかんとしていて、
うすっぺらくて、気楽だったので。
 
まるで、「その風邪、明日には治りますよ!」って言われたみたいで…。
 
 
家に帰ってから、泣きました。
泣きながら、レイキのテキストを捨てました。
 
「こんな本いらない!どうせ治らない!」
怒りがこみ上げて、止まりませんでした。
  
   
実は私、すんごく悔しかったのです。
キラキラしているその人が、すごく健康そうなその人がうらやましくて…。
  
気楽な笑顔で「治りますよ!」って言われて、それが、とても無責任に思えたの。
 
“そんなセリフを軽いノリで言えちゃうほど、この人の人生は幸せなんだな”、って思った瞬間、ハラの底からひがんだの。
 
  
「なによ!あなたなんて、明日になったら私の事、名前も忘れてるくせに」って。
 
 
今現在、奇跡的に病気が完治した私は
人からよく、こう言われます。
 
「若々しくて健康そうで、うらやましいです」
「若い頃から成功されてて、すごいですね…」
 
「どうせなら、あなたのように生まれたかった…」
「そんなツイてる人生を送るのって、どんな気分ですか?」
 
 
…言われて、ハッとします。
「ああ、苦労したようには見えないのか…」と。
 
本当に軽やかに見えているならば、嬉しく有難いことです。
  
  
でも、私は最初からそうだったわけじゃない。
 
家は貧乏で、
ネオン街で育って、
友達が一人もいなくて、
学校の先生にも名前を覚えてもらえず、
イジメに遭い、
しかし家は学校よりも、もっとつらかった。
 
右も左も分からず起業して、お金を得ても
大人たちに持っていかれた。
 
「やりたい事はなんだろう?」
って考える余裕もなく働いて、働きすぎた結果、大病になっていた。
 
親は闘病中、一度も会いに来ず、
奇跡的に助かった時、
「もう嫌だ…こんな人生、ほとほと嫌だ」と思った。
 
人が信じられず、
人とうまく人間関係が築けず、
けれども世間からは『経済的成功者』とうらやましがられた。
 
むなしかった。
若かった私は、「こうすれば幸せになれる」と言われるものを、がむしゃらに、ひとつずつ手に入れた。
 
…でも、どれも、期待したものとは違ったんです。
 
 
「これじゃない…欲しいのはこれじゃない」
(でも、欲しいものが何なのか、分からない…)
 
 
やがて…。大海でもがくように手足をバタつかせているうちに…
ようやっと、
ようやっと、
自分の欲しいものが分かりました。
 
 
私は、安心感がほしかったのです。
 
「そのままでいいよ」
「ここにいていいよ」
「あなたのおかげで助かったよ」
 
って言われたかったのです。
 
 
その後、私は自分の生き方(在り方)を決めました。
  
『私は、人の応援人になりたい。
 
たとえば、自分を愛せず、自分に誇りが持てず、
自分は役立たずで、いるだけで迷惑と思っていたり、
頑張っているのに人生が良くならない人…
 
あるいは、成果を出したい、最高の自分を発揮したい、
この人生に納得したい。 
 
そう思っている人を応援して、生きていきたい。』
 
 
そう決意したら、その日から、
自分の暗い過去が『勲章』になりました。
 
「私は最初からこうだったわけじゃないよ、でも変われたよ」
「病気はよくなるよ、よくなるよ、本当によくなるよ」
「あなたは人生を変えられるよ」
「あなたは自分が思っているより、強いんだよ」
 
 
私は、言える。
やってきたから、言える。
  
“私は、トンネルの向こうの光でありたい。
私は決して、あの時の、レイキのアシスタント講師の女の子のようにはならない。
 
私は、薄っぺらな励ましで、人を傷つけない。
なぜなら私は、
目の前の人の苦しみ、頑張り、やりきれなさ、悔しさ…
泣きたくなるぐらい、叫びたくなるぐらい、
自分が嫌で嫌で、
人生が嫌で嫌で、
 
「全部やり直したい!」
って思う人の気持ちが分かるから。
 
…気楽に生きてきた人には、そこは荷えない。”
 
 
それからもう一つの事に気づきました。
 
自分以外にも、『トンネルの向こうの光』になれる人たちが、世の中にけっこういる…!
 
それは、過去に傷ついた経験を持つ人。
今まさに、人生の取り組み課題に、本気で取り組んでいる最中の人。
 
「今、もがき苦しんでいる人にとっての、トンネルの向こうの光になれる人は、そういう人たちだ…!」
 
私と同じく、彼らの『傷』は、『勲章』でもある。
 
「勲章を持った人だけが、誰かのたましいを触発できる…!」
「誰かにとっての、希望の光になれる…!」
 
 
そう、心の中でしみじみ思ったのですよ。
 
 
だからね、そういう人、増やしたいなぁ。
光になる人、いっぱい増やしたい。
 
勲章を誇ろうよ。あなたの生き様を、強さを。
取り組み姿勢を。
 
…今、まだトンネルの中にいたっていいんだ、あなたが光のほうへ向かっていく姿を見て、触発される人がいるから。
 
そしてあなたはいずれ、そこを抜ける人だから。