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【怖がらないで行動したい。でも、出来ない。 そんな人に送る、 『どうすれば行動出来るようになる?』のお話。】
…いきなりですけど、「死ぬ時に後悔することって?」 という質問や、その答え(ランキングなど)、 あなたはどこかで見たことがあります? たいていの場合、 「やらなかったこと、チャレンジしなかったこと」 が、そのランキング1位に出てくるんですよ~。 (どう?この答え。あなたの感想は?) しかし。 「でも辻さんっ! 怖くて動けなくて、行動できなくて、 そんな自分が嫌で、変えたくて、 ずっとずっとそう思ってるけど、 やっぱり決断できなくて、堂々巡り。 もうそんな自分が嫌なんです」 と訴えてこられるかたは、とても多いのです。 (私に、その事を伝えてくれる時の表情も、 本当に、とてもつらそうです。 何とかしてあげたい!) なので、今日は私なりの答えを書いてみますよっ。 必要な人は、読んで♪ 持っていって♪ …話を戻します。 「行動できない、怖い」と悩む相談者さんは、 大抵、「怖がらない自分になりたい!」 と思い、頑張っている。 そうすれば、道が開ける!!と信じて。 …がっ。 その道は違う。 それは目的がズレている(笑)。 しらないうちに。大きくズレている~! 「へ?辻さん、どういう事?」 はい。じゃあ、 あなたも私と一緒に「一日カウンセラーさん」 になりきって、今から一緒に 相談者さんの頭の中をのぞいてみましょうよっ。 相談者さんの、そもそもの目的は 「やりたい(チャレンジしたい)何かが あるので、それをやってみたい!」 これだったハズ。 …が、「でも怖い」となりました。そして、 →「だから、動けない、 一歩が踏み出せない、行動できない」 →「という事は、まず、 この怖いのを何とかしないとな…」 →「怖さと必死で向き合ってみた」 →「だがしかし、怖さはビクともしない。 消えてくれない」 →「色々やった。 でもまだ怖さを排除できない!」 →「自分には、このハードルが飛べない!」 →「そっか、私の中にメンタルブロック っちゅうものがあるのか! (と、本かブログで知った!)」 →「ではそのメンタルブロックが出来た原因を まず見つけないと」 →「ええと…私は一体、なぜこんなにも怖いの?」 →「幼少期、何があったの? 親や社会から何を刷り込まれたの?」 →「あっ、もしかして日本の教育が原因? 『失敗をダメと言いすぎる教育の影響』が、 私が行動できない原因?」 →「だったら、日本の義務教育を受けて 洗脳されちゃった自分って、すでにダメなんじゃ?」 →「いや、親…?親の刷り込みが原因? 家庭環境かぁ~~、そこかぁ!」 →「でも、日本に生まれ育っても、 親子関係に問題があったとしても、 平気でどんどん チャレンジしていってる人っているよね?」 →「という事は、これって才能とか性格の問題…?」 →「だったら、どうにもならないやん」 →「ああ~いいよなぁ、チャレンジする勇気のある人って」 →「つうか、つべこべ言わずに、まずは この怖さを何とかしなくちゃ!!」 (一周回って元に戻りました。) …で、私のところに、相談にやってこられる(笑)。 (ちなみに、相談にこられるかたに、 「で、まず何が必要なのだと感じてます?」 と尋ねると…。 実に熱心な答えが返ってくるのです。 涙ぐましいほどに…。) たとえば、 『行動する前に、健康の問題を何とかしなくちゃ って気づいたんですよ』という答えや、 『まず身体を鍛えなきゃ』や、 『まずは痩せなくちゃ』や、 『まずは頭よくならないと』や、 『まずは資格をとらなくちゃ』や、 『その前にお金が必要なのよ、だから お金のために転職しなくちゃ』や、 『でも転職の前に、好きな事見つけなきゃ』 『でも好きな事ややりがい、見つからない』 など。 さまざまな答えに行き着いている人がいます。 (…ちなみにあなたは、 ここまで読んでくれて、どう感じました?) 「ああ~~ もうこの文章、読んでるうちに 脳みそがぐちゃぐちゃしてきた~~!」 って思いましたっ? (だよねぇ…私もそう思う!!) しかし、悩んでいる時というのは、 こういう風に脳みそが どんどんぐちゃぐちゃになっていくような 感じ、しません? 考えれば考えるほど堂々巡り…。 また振り出しに戻り、答えは出ず、 スッキリせず、 「そもそも何をしようとしていたのか?」 がどんどん曖昧になっていく…。 (これ、過去の私のコト! もう~~夜中じゅう、グルグルしていたものです!) しかも、自立的であり、 論理的であり、 「自分で考え、結論を出し、解決しよう」 とする人ほど、こんな風にぐちゃぐちゃに もつれていく…。 「どうしたいか?」について考えていたはずが、 「どうするべきか?」が途中から混ざってきて、 訳が分からなくなっていく…。 「で、そもそも、自分は 何をどうしたかったんだっけ?」 …が、ここで気づいて欲しい事は、 たったひとつ。 「いつの間にか、ブレている」という事。 導き出された答えは、全部違う! 全部ズレちゃっている! それじゃない! ちがう!!! 複雑にしすぎちゃっている! 論理的に考えすぎている! だから「まずは健康」とか「まずは資格」とか 「まずはお金」「まずは△△」 「まずはメンタルブロックを外すこと」 という具合に、 どんどん、どんどんブレていったわけですが…。 そもそも、何がしたかった? …そう。 そもそも、相談者さんは、 何かに興味や好奇心を持ち、心が動いたので、 『行動したい』と思った。 そしたら、ビビった自分がいたわけです。 「…うおお、ビビッている自分がいる!」 とビビったわけですっ。 じゃあ、どうする? どうすればいい? (ここで、昔の私も間違えた。 「ビビる自分」をどうにか改善しようと 考えちゃうんです…。) で、そっちに行くと、もうアウト! 迷路にハマりだすのですっ。 で、脳がぐちゃぐちゃになって、 訳が分からなくなって、 「~べき」「先にこっちを」と、 知らないうちに道がそれて、 訳が分からなくなって、「そもそも何したかった?」 から遠ざかってしまう!) …答えはシンプル。 (では、お伝えしますっ!) 答え: ビビったまま、行動する。 「こ、こわ~~~!ひぃ~~! 失敗したらどうすんねん!」 と思いながら、ジタバタしながら、 逃げ出したくなりながら、 グッとそこに留まり、行動する。 これなのですよ~~。 (え?「辻さん、当たり前すぎ…」って ツッコミたくなりましたっ? えへへへっ。てへっ!) …だいたい、「ビビる」というのは、 「めっちゃやりたくて、 興味があってウズウズしている時のサイン」か、 「本当に怖くて、絶対に避けたい時のサイン」。 どちらかしか、ないのです。 そしてね、私達は、 「本当に怖い時」には、逃げている。 考えるより先に、逃げている。 (動物なんだから。 本能的に、逃げているよ。) …でも、もしも逃げないで「その事について 考え続ける」っていう事は、 きっと何か、そこには、あなたにとって 重要で、興味津々なネタがあり、 それをじーっと観察せずにいられず、 体験してみたくてしょうがないのだと思う。 だから、私はこの言葉を贈りたいのです。 「ビビりながら、こわごわながら、 怖いよ~~!って言いながら、 やってみようか。見てるからさ♪」 で。 こういう提案をすると、必ずツッコむ人がいるのです。 「でも、やってみてうまく行かなかったら、 その時、どうしようもなく落ち込んで、 立ち直れないかも知れません…!」 そう! よくぞ気づいてくれましたっ、 それこそが、あなたの「ビビり」の正体。 …だから、もしもそこに気づいたなら、 あなたのとる道は一つしかない。 「とりあえず、ちょっとやってみる」 のではなく、最初から超~ガチで、 ホンキで、200%真剣にトライしてみる」。 これしか残ってないんだよなぁ。 だって、もしもトライしなかったら、どうなるか? それは、すでに先行く人たちが 「どうなるか?」の答えを 教えてくれているじゃない? トライしなかったら、私もあなたも、 きっと、死ぬ直前に 「ああ、あの時、やってみればよかった」 って思うらしいよ? さぁ、この先人の知恵。どう生かす? (ちなみに私は、 ビビリな性格は直ってないけれど、 死にそうなほどビビった時に、 この話を思い出す、という形で使っています。 で、ビビったまま行動する事にしていますっ。) で。 ここで話を終えたら、そこいら辺の人の 投稿とそう変わらないので(笑)、 もう一段、掘り下げておきますっ。 「トライして、もしも失敗しても その時にあんまり傷つかないでいられる 方法がある」って聞いたら、どう思います? 知りたいです? (あるいは、すでに気づいてます? このカラクリに。) そう。 失敗しても、その時に 傷つかないでいられる方法、 ひとつだけあるんですよ。 それはね、 「最初からホンキでやらない」 「手を抜く」っていう方法。 そうすれば、失敗した時にも 「いや…最初からホンキ出してなかったから」 って言えます。 あんまり傷つかないです。 でも…。 自分自身への誇りが、薄らいでしまうのです。 という事は…。 やはり「カギ」は『ガチのホンキ』 という事になると思いますっ。 ねぇ? 高校の時、野球で甲子園目指していた人の 全員が、甲子園に行けたわけじゃない。 だけど、「あの時、全力でやった」という 体験を持つ人は、その時の事が 『誇り』になっている。 「あの時、あんなに頑張れた。 だから今度も自分はやれるんだ」 という誇りに繋がっている。 …負けたのに、 甲子園に出られなかったのに、 (成功体験ではなく、失敗体験なはずなのに、) なぜ? それは、『ガチで、全力でやる!』 という体験を持つと、どうやら 心が磨かれて今よりさらに強くなり、 結果的に、底力がつくから』 なんじゃないかなぁ? 表面的には失敗体験であっても、 その人にとっては、「ここ一番」の時に パワーをくれる、『ホンキ体験』。 …どうやら、ここが死ぬ直前の満足度を 左右するみたいです。 今日もこの後、いい一日になりますように…♪
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(暗い話じゃないのでご安心を…!) 辻耀子(つじようこ)です。 親友が亡くなって、間もなく2年です。 6月の三回忌が近づいています。 家族よりもずっとずっと距離の近い、 まさに兄弟同然だった親友・ 長谷川やすぞうのこころざしは、 “心のバリアフリー” でした。 (なぜ「バリアフリー」という言葉を 好んで使っていたかと言うと、 彼は身障者だったからです。) 「どうしようもなくて、しんどすぎて、 もうダメだ、もう死にたいという時に、 誰か1人にでも「助けて」と 言う事が出来たなら、 そこから、その人の人生は変わるねん。 再び顔を上げて、生きていけるねん。」 これが親友の口ぐせであり、信条であり、 多くの人に伝えたい事でもありました。 なぜなら、これこそ彼自身が、 何度もドン底から這い上がり、 そのうちに見つけた『宝物』のような、 「人生の秘訣」だったからです。 そう。世の中には、 カンタンに助けを求めることが 出来る人もいる一方で、 この「たった一言」(助けて)を 言うのが、 非常に難しい人がいるのです。 「助けて」と言えない人の 心理を分析してみると…。 7つほどの要因が見えてきます。 プライドとか、 格好悪い自分はいやだとか、 恥ずかしいとか、 「助けてもらえなかったらどうしよう」 というような不安感、 「どうせ自分の事なんて、 みんなどうでもいいしな…」 という不信感、 「自分を助けてくれる人などいない 自分は人様から助けてもらえる資格がない」 という劣等感や罪悪感、 過去におかした罪や失敗への後悔。 これらのうちの、どれかが 出てくるように感じています。 これらが 心の奥深いところにあるために、 「もうつらい!苦しい! 誰か助けて欲しい…!」 という本心を、そのまま外に 出せなくなっている状態なんですね…。 そんな、魂の叫びを覆い隠す 色んな『よろい』を脱ぎ捨てて、 『ホントの自分』を外に向けて さらけ出す勇気を持たなければ、 「助けて…!」は言えません。 (これ、昔の自分のコトです。 そして、昔の親友のコトでもあります。) 親友は、 『誰にも「助けて」が言えなくて、 一人で背負って苦しんでいて…、 そのくせ作り笑顔をしている人』 を見つける天才でした。 だからこそ、 「自分から、そういう人に声を掛けるんだ」 と言って、全国を飛び回っていました。 そんな、車イスの心理カウンセラーでした。 私もまた、親友と同じく、 『誰にも「助けて」が言えなくて、 一人で背負って苦しんでいて…、 そのくせ作り笑顔をしている人』 を見つけてしまうクセがあります。 だから、私もある時、決めたのです、 「もしも、顔で笑って、 心で泣いている人がいたら… 魂が血を流し続けている人がいたら…、 私がそんな人を見つけた時に、 もしも、私以外の誰も、 その人のつらさに 気づかずにいたなら…、 必ず自分が声を掛ける」と。 こうして、親友と2人で 約10年ほどに渡り、 開催し続けた、心理学講座。 気がつけば、合計で 700名ほどになった受講生さん達。 その中からは、 プロカウンセラーさんも 多数生まれました…。 コーチやコンサル、占い師、 その他の分野のお仕事の中で 心理分析を生かしてくれている人も 家族や大切な人とのコミュニケーションに 生かしてくれている人も、 職場改善に生かしてくれている人も 多数います。 もちろん、親友が独自に開催していた 心理学講座の受講生さん達にも、 素晴らしい人たちがいっぱいいます…!(^o^) そして私がこの2年、 新しい相棒の城間さんと開催してきた ユニバーサル心理学講座にも 親友の『こころざし』は 間違いなく引き継がれています。 …こうして今に至ります。 まもなく、6月です。 10年以上前に、我々の心理分析講座を 受講してくれた受講生さんが、 「集まりませんか…?」 と申し出てくれたり、 共通の古い友人が 「飲みに行きませんか?」 と誘ってくれたり…。 あぁ、しみじみ嬉しいなぁ。 本当にありがたいなぁ…。感謝です。 私は、これからも 親友と一緒に作った『Vの力学』や 心理分析の手法を 興味あるかたに向けて教えたり、 「やせ我慢してる人」を見つけたら 声を掛けたり、 「助けて」って言う勇気の尊さを 伝えたい。 親友のこころざしを 受け継いだ人たちとつながって、 生きていきたいです。 その先に、親友が目指した “心のバリアフリー化” が進み、 孤独な人がいない地球が待っている…! 自殺者もなくなる…! そう信じています。(^o^) というわけで。 こんな、長い文章を読んで下さり、 本当に有賀う…! 心底 嬉しいです。 よ~し、明日もやるぞ~~♪ あなたにとっても、 いい一日でありますように…。 つじようこ でした。