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『判断と心の自由』-4 「お互いに目指している 着地点(目標)が違う!と気づいた時には?」
さぁ、まずは 『判断と心の自由』1~3話 までのまとめ。 「もしも人生でうまくいかない事があるなら、 まずは、自分の判断(ジャッジ)に気づこうよ! なぜなら、気づく事が、 『心の自由への入り口』だからだよ? 誰もがみんな『判断』があるよ。 そして、どう『判断』するかによって、 私達の『気持ち』や『感覚』は連動して動くんだよ? 『判断』により、 気分が軽やかになったり、 深刻になったり、 身体が軽くなったり だるくなったり…、 こんな風に、『気持ち』や『感覚』が連動して変わるんだよ? つまり、『判断に気づく』というのは、 自分の心の『枠』(制限)や 心の『壁』(ブロック)に気づく、 というのと同じ意味。 気づくと、自分の心の『枠』や『壁』に 風穴が開くんだよ? あなたの視野が広がり、選択肢が増えるよ? つまり、『判断』に気づくと、 あなたは、あなたをがんじがらめにしている 『思考の枠』の外に出られる チャンスを手に入れるよ? なぜなら、自由って、 『チョイスがある』って事だからね。」 「もしも人生で不自由だったり、 うまくいかない事があるならば、 あなた自身の『正しさ』や『判断』を あえて疑ってみようか?」 「なぜなら、『判断』に気づいていない時、 あなたの視野は非常に狭くなり、 選択肢がなくなっているからね。 (でも、あなたはその事に気づけていないんだ。) …そんな時、あなたは不自由だし きゅうくつさを感じてつらくなるはず。 それに、他の人の『正しさ』や『判断』と 思いっきりぶつかっているかもしれない。 だからね、まず 『自分の判断』に気づくことって 人生をさらにのびやかに舵取りしていくために、 一番最初にすべきことなのよ~。 だってね、これがいわゆる 『自分の枠から出る』 『自分の器を広げる』ための、第一歩だから。 やればやるほど、 あなたの心は解放される。 自分がどう生きたいのかも、 何が好きで、何を大切にしたいのかも、 ぜーんぶハッキリ見えてくるよ!(^o^)」 これが、私が伝えたかった事! ガンコな人に対し、どのようにすればいい? という工夫についても、1~3でお伝えしました♪ ◆さぁっ。ここからが今回の内容。 『判断と心の自由』-4 のはじまり、はじまり~! では、次のケースを見てみましょう。 「ああ、そもそも我々は、お互いに目指している 着地点(目標)が違う!」 ここに気づいてしまった時には…? ガーン!ショックですね…!!! めちゃくちゃショック! ちなみにこのケース、どうしたらいいと思います…? あなたなら、どう解決します…? (今から伝える事は、ちょっと読むのがつらいかも…。) あのね…、この場合にはね、 あなたは勇気を持って、 「この案件については、我々はずっと(今後も意見が)噛み合わないのだ」 「そもそも、同じ山のてっぺんを目指していなかったのだ」 という現実を、受け入れるしかないのです。 こちらのケースも、まずは その案件に関わる全ての人の意見を、 『話し合い』のテーブルに載せるのが理想的ですよね。 その上で、 「ああ、お互いに違う方向を向いている…」 「違う成果を思い描いている…」 と、双方が確認できたなら、おのずと その後の展開や流れは決まってきます。 もしもどちらかが、相手を自分の意見と 行きたい方向に従わせようとするならば、 もう一人は、 『その人らしくない道』 を歩むことになってしまいます。 もしも相手が、あなたを不本意な方向へ コントロールしようとし、従わせようとするならば、 あなたはいずれ、将来的に、 その人から離れることになるでしょう。 (そうしなければ、どんどん生きづらくなり、 きゅうくつさを感じるからです。) (それでも自分で自分をごまかし、 「これが自分の進みたかった方向なんだ!」 と自分に言い聞かせ、自分に嘘をついていると、 やがてうつ病や体調不良、病気になることも。) (もしくは、ストレスと不満が蓄積し、やがて それが間違った方向の怒りへと噴出して、 相手を恨んだり、憎んだりするかもしれません…。) (逆もまたしかり、です。 あなたが今回、相手を説得し、 あなたの意見に従わせたとすれば、 一時的には、事は丸く納まるかもしれません。 …が。それによって、 『相手との関係性にヒビが入る』という事です。 それは近い将来、また別の出来事によって どんどんハッキリと浮き彫りになるでしょう。) 「うわ~、辻さんっ。これ、見もフタもない…。 ダメパターンじゃないですか…! じゃあ、そもそも意見の出し合いなどしないほうが かえって何事も起こらず、無難なのでは…?」 でも、…そうでしょうか? そううまく無難にいくでしょうか? もしもあなたが、ガンコすぎる相手に対し、 あなたの意見を言うという事にさえトライせず、 『話し合い』のテーブルに『自分の思い、意見』を載せないのならば…、 そして、心の中だけでこっそりと、 「どうせ言ってもダメに決まってるから」 「あの人は聴く耳を持たないから」 「どうせガンコだし」 と諦める…というのならば…。 あまりにも、あなたの人生が つらくなると思うのですよ…。 だからね、たとえ双方にとって ショッキングな事実が判明する事になるとしても、 もしも絶対にゆずれない案件であれば、 (もしも人生上で非常に大切な案件でれば、) あなたもちゃんと、 『全身・全霊で』相手に意見を伝えるべきなのです。 行き当たりばったり、ではなく、慎重に、です。 「慎重に」 というのは、 言葉を選び、スピーチ原稿を作り、 決してしくじらないように準備をしてから伝える、という事です。 大切な会議の場では、プレゼンテーション用の 原稿や資料を事前に用意しますよね? プライベートな話し合いの時でも、 それぐらい 『真剣に』 事前準備をしてから トライするといいと思うのです。 決して、『売り言葉に買い言葉』で ののしりあいやケンカにならないように、です。 (人生上の大切な議題で、ケンカになったら、 本当にアウトです。 取り返しのつかない事に発展してしまう怖れがあるからです…!) というわけで。 伝える時には、「こうするといいよ」というコツが存在しますので、 ぜひ覚えておいて活用してみて下さいナ! ◆コツ・1) 事前に原稿(手紙)を作成する ◆コツ・2) 必ず原稿の冒頭部分には、 「なぜ、何のために、今からこの事をつたえるのか?」(=目的)を書く ※これ、なぜだかわかります? 理由はカンタン。 いきなり『あなたの意見』を伝えたら、真正面からぶつかり、 相手はあなたから『攻撃された!』と(誤解して)受け止めるからです。 そうなると、一気に場の雰囲気が険悪になり、 いい話し合いにならない・失敗する確率が高いです。 それでは本末転倒!もったいないですよね…!) ◆コツ・3 アイメッセージの文型で書く (アイメッセージの文型とは? 「私は~~すると、(出来ると)とても幸せ」 「私は~~だったなら最高に嬉しい」 「私は~~へ行けたら(進めたら)ワクワクする!」というように、 『私は~~』で始まる文型のことです。) ◆コツ・4 必ず感情(気持ち)を表現の中に盛り込む 上の例文で言えば、 単に、「私は~~したい」ではなく、 「私は~~すると、(出来ると)『とても幸せ』」 「私は~~だったなら、と思う」ではなく、 「私は~~だったなら『最高に嬉しい』」 「私は~~へ行きたい(進みたい)」ではなく、 「私は~~へ行けたら(進めたら)『ワクワクする!』」 というように、 感情表現を盛り込みましょう。 …なぜか、理由は分かりますよね? 『幸せ』 『嬉しい』 『ワクワクする』 『きっと楽しめる』 …などを入れるほうが、断然、相手にあなたの気持ちが伝わるからです。 (気持ちが伝われば伝わるほど、相手の心はグッときます。) さぁ。あなたの意見をテーブルの上に出しました。 相手も意見を言いました。 意見が食い違っています。 しかも今回の場合、『目的地』(目指すもの)が違う、という事が ハッキリと分かってしまったのです。 …どうしよう…。 実際、これが旅ならばどうしますか。 そうなんです、いさぎよく、ここでお別れなのです。 会社であれば、終了(転職)です。 結婚生活であれば、離婚(別居)です。 人間関係も、ここで「さようなら」です。 ただ、「いつ?」に関しては、今すぐ別れなくても いい場合もあるでしょう。 双方の気持ちを確認&尊重した上で、譲歩しあい、傷を負わずに 別れられたら理想的ですよね。 (しかし、なかなか現実には そういかないもんだよね…。 そこがつらいところ。) 頭で分かっているのに、ついやってしまう我々…。 (大人になっても、いくつになっても、子供帰りしてしまう時があるものです。) で、話し合い、しくじった時には、 「やむなく逃げる!」「トンズラ!」 「追う!」「泣きながら引き止める」 「相手に押し切られ、妥協してしまい、自分を曲げるはめに…」 「ののしりあい、大炎上!」「最後は殴り合いの大ゲンカ!」 こんな結末になってしまいます。 でもね、その場合には、 少し時間が経ってからでいいので、 思い出して下さい。 なぜ、子供帰りしてしまったのか。 (子供帰り、すなわちブチ切れたり、 みっともないほど泣いたり、わめいたり、すがったり、 ストーカーっぽくなってしまったり、嫌な態度を取ったり、 ののしりまくったり、ボコボコにしてしまったのか。) あなたにとって、相手は『取るに足らない人』ではなかったのです。 だから、『目的地が違っていたのだ』という事によって 心がグラグラに揺さぶられてしまい、 「くぅぅぅ…!ええいっ、いっそ憎んでやる!」 「恨み倒してやる!」となったのだけれど。 「相手を好きかどうか?」「大切かどうか?」と、 『行き先の違い』(目指す方向性の違い、目的地の違い)は、 実は無関係。 お互いに好きでも、お互いに尊重しあってても、 行き先が噛み合わない事は、残念ながらあるのですね…。 「海に行きたいあなた」 と 「山に行きたい相手」。 どちらも、間違っていない。 だから、「海と山、どちらが正しいか?」「どちらが素晴らしいか?」 「どちらが、相手を説得し、ねじ伏せて言う事を聞かせるか?」 ではなく、 お互いのガンコを尊重しあい、 勇気を持って自分の人生を尊重できた時に、 いつか必ず 「ああ、これでよかったんだ、全部」 と、ハラの底から納得出来る日が来るものなのだなぁ。 『判断と心の自由』の関係性を、ガッツリ理解して、 「心が不自由だなぁ」と思った時には、 ここを読み返してみて下さい♪ あなたのさらなる可能性と、のびやかな明日を、 引き続き応援しています…!(^o^) つじようこ
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【『判断と心の自由』-3 「誰かと意見が食い違った時には、 どうすれば?」】
「ガンコで聴く耳持たない人 に対しては、どうすれば?」 今回は、その方法と解決策を書きますネ。 何か、一つのテーマについて、 誰かと意見が食い違った時。 (例えば会社の会議などもそうですよね。) たいていの場合、 『力の強い人の意見が通る』ものです。 (力の強い人とは = 気が強い、信念が強い、 主張が激しい、押しが強い、目ヂカラが強い、気迫がある人) つまり、「パワー負け」すると、自分の意見は通らない。 ねじ伏せられてしまう。 相手にコントロール権を奪われてしまう。 …悲しいかな、これが現実だと思いません…? (ショボン。) リアルな現実ですよね…。 じゃあ、その場合には、どうするか? 多くの人は、「もういいや…(しゅん)」と 諦めてしまう。 そして、パワーの強い人の意見に従ってしまう。 (賛成じゃないのに、賛成だと言ってしまう。) でも、心の中は違うのです。 心の中では、ふつふつと、 「あのヤロー!」 という反論が燃えたぎっている。 心の中だけで、いつまでも 自分の意見を主張している。 朝も昼も夜も夜中も、 「でも、あの意見って、 やっぱりおかしいと思う!」 という具合に、モンモンと思考を繰り返している。 …すると、どうなるか。 残念なことに… もっと嫌な状況が、あなたの元に起こってしまうのです…。 (ガーン!!!) どういう事か? ちょっと今から、このメカニズムを 心理学的に説明してみます。 あなたは、夜中に考えていたあーんな事やあーんな事、 あのイライラ、相手への罵倒… 『頭の中だけで考えてたし!口に出していないし!』 って思ってるでしょ? でもね、違うんです…。 考えてることは、相手に伝わってしまうんです。 あなたの『雰囲気』として伝わってしまうのです。 たとえ口に出さなくても。 たとえ表面上、相手に「賛成のフリ」をしても。 「えええ~~!辻さんっ!そんなぁ! 心の中だけでも、ですか…?! 相手がサイキックパワーの持ち主なら ありえるかもしれないけど!」 あっ、今、そう思いました? でも…。実際、そうなんですよ。 相手にサイキックパワーなどなくても、 あなたが『心の中でこっそり思っていること』は バレるんです。 (たまにしか会わない、遠い関係の人ならば 大丈夫ですよ? でも、一緒に暮らしているとか、毎日長時間 顔を合わしている場合は、バレます。) あなたはうまく ごまかせているつもりかも知れません。 でもね、あなたの表情は暗いんです。 ムードも固くて暗いんです。 知らず知らず、眉間にしわが寄っているかも、なんです。 (自分の表情、四六時中鏡で チェックしてませんものね!) それに、ちょっとした場面で、 あなたの態度は反抗的になりやすいはずです。 グッとこらえて、表面上穏やかに見せていても、です。 相手に対して、ほんのわずか、 態度がぞんざいになったり、 口の利き方がていねいじゃなくなったり。 (相当気をつけてても、出てしまうもんなのです!) つまり、 あなたは無意識のうちに『反論』しているのです。 そう、「無意識のうちに」「自動的に」! そして、それは相手に なんとな~く、伝わってしまっている… というわけです。 (気づいていないのは、あなただけ。 うまくやれていると思っているのは、あなただけ。) そうすると、結局相手は 「何だよ、文句があるならハッキリ言えよ!」 となる。 そこまで行かなくても、少なくとも あなたに対し、「いい感じ♪」とは思ってくれない。 相手も無自覚的に、あなたをさらにバカにする。 あなたに反抗的な態度を取る。 あなたの意見をますます尊重しなくなる。 そこまでじゃなくても… 何となく『ギクシャク感』。 (ひょえ~~!) さぁ。こんな時、あなたはどうしますか? こんな時の解決策は、ひとつだけあります。 まず、 『相手の意見そのもの』を正しい・間違っている と『判断』し、固執している自分に 気づいてみて下さいナ。 同時に、一旦、自分の判断(正しさ)も、 相手の判断(正しさ)も横へおくのです。 (今だけですよ、今、数十分間だけでいいのです! これは、あなたの意見を折り曲げて下さい、 という話ではありませんので、ご安心を!) そして、あなたの考えの焦点を、 『個々の意見の違い』に置き続けるのではなく、 今だけそこから視線を移し、 『最終着地点』に向けてみてくださいナ。 …つまり、こう思考するのです。 「相手はなぜ、何のために、何の目的で、 どこに向かいたくてそう考え、 あの意見要望を言い、行動しようとしているのか?」 そうすると、2つの答えが導き出されます。 ◆「ああ、自分と同じ目的地を目指している」 ◆「ああ、自分とは違う目的地を目指している」 (全然違うところを観ている) このどちらかです。 もしも相手が自分と『同じ最終目的地』を見て、 目指していると感じた場合、 2人の食い違いは単に、 「同じ山のてっぺんを指差しているのに、 ルートAとルートB、どちらがベターか? っていう論点でもめているんだな~」 という事になります。 (そしてあなたが「ルートAがいいと思う! 絶対ルートA!」って思っている場合、 「ルートBに決まり!」と言う相手に ムカついていたわけです。) …ここまでOKです? では、次の話へ進みますヨ。 (今から言う事、めっちゃ重要です! 赤ペンの用意をお願いしますっ!(笑)。) “同じ最終着地点を目指している場合、 ほとんどのケースにおいて、 どちらのルートをチョイスしても、 あまり損得(結果)に違いはない。” そーなのです!! (これは、21年間に、のべ10,000人以上の 人生相談を受けてきた私の単なる主観です。 けれども、21年間も相談者さんの人生を リアルに追わせてもらえたからこそ、 見えたものでもあります。 どっちかのほうが、大きくトクした! という結末って、ほぼないんですよ~!) それぞれの『判断』とルート(チョイス)には、 もちろんメリット・デメリットがあります。 例えば、ルートAだけが 『パーフェクトで欠点もない道』 である事は、まずないです。 『ルートAを選べば、何も問題やトラブルがない!』 …なーんて事も、まずないのです。 (もしもあなたがそう感じる場合には、 ちょっとだけ、自分の考えを疑ってみる時です。) それぞれのルートに、それぞれ違う欠点や 問題、そしてよろこびや醍醐味が待っているものなのです。 (で。あなたと相手とは性格や生きざま、 価値観が違うため、 ルートAとB、どちらを有意義だと思うか? どこに価値を置くか?に ズレが出てしまってただけです。) 何しろ、『出来事』に「いい・悪い」はないのでね(笑)。 そのルート上で起こる『出来事』を 「いい・悪い」と判断(ジャッジ)するのは、 当事者の心ひとつ…。 (そして、誰もが「自分の意見こそがベスト!」と 信じ込んでいますから、説得のしあいが始まったわけです。) というわけで。この場合は、まず その案件に関わる全ての人の意見を、 『話し合い』のテーブルに載せるのが理想的だと思いません? それが出来たら最高ですよね♪ その上で、 「今回はあなたの意見でやってみようか。 でも、次は私の方法でやってみたいな」 など、譲り合い、 譲歩しあう事をしてもいいですよね。 しかしそれでも、相手が パワーで自分の意見をゴリ推ししてきたり、 そもそも 「聴く耳を持ってくれない」(つまり話し合いが出来ない) というケースもあるでしょう。 (相手が上司だったり社長だったり… という事もあるでしょう。 あきらかにあなたと相手の間に 立場や力の差がありすぎるケースです。) その場合は、今すぐにあなたの意見が 採用される確率は、確かに少ないです。 残念ながら、それが現状でしょう…。 でも、その場合も、 「どうせダメに決まってるし」 と、はやばやと『判断』し、 自分の意見や思いを伝えないままならば、 あなたは将来的に、大きく損をすると思います。 あなたが欲しい結果が、 ますます手に入りにくくなるからです。 この心理メカニズムも、カンタンに説明できます。 一緒にシミュレーションの旅に出てみましょう! ◆パターン1… 「いつも聴く耳を持ってもらえないけれど、 今回はいつもと違って、 言ってみれば話を聞いてもらえるかも~?」 という『判断』をした場合のあなた。 ◆パターン2… 「どうせ今回もダメに決まってるし。 聴く耳持ってくれないし。そういう人だし」 という『判断』をした場合のあなた。 パターン1と2では、 あなたの醸し出す雰囲気、表情が変わると思いません? そう! あなたが何を思考するかによって、 「そのような雰囲気」がにじみ出るわけですよ。 (つまり、パターン1ならば 友好的・穏やか・希望・リラックス。 パターン2ならば、 反抗的・ふてくされ・諦めなどです。) これが相手に伝わるのです。 (わ~!!!) これね、あなたにも経験があるでしょう? 家族や職場の人で、あなたに対して、 何も言わないんだけれど、いや~な雰囲気を 出し、腕組みしてる人。 反抗的・ふてくされ・諦め… こんなムードが漂っている人。 あれね、自覚してやってるケースもあるけれど、 そうじゃないケースが大半なんです。 そして、 伝わってないと思い込んでいるのは、本人だけなんです!! (あなたにはバレバレ!!) だから、あなたはそんな相手に対して、 心の中でこう思うはずです。 「何だ、その目つきは」 「何だ、その態度は」と。 同じく、あなたももしかしたら、 心の中で反抗的な事を考えていたり、 ふてくされていたとしましょう。 その場合、 あなたはひとことも反論してないのに 「何だ、その目つきは」 「何だ、その態度は」 という風に、イチャモンをつけられたり、 半人前に扱われたり、バカにされたりしやすいのです。 また、我々は、気に入らない相手を 『軽く扱いたい衝動』に駆られます。 欠点を見つけたくなり、 「弱いヤツ」扱いしたくなるのです。 これでは、まとまる話もまとまらなくなる。 「どちらが、相手をねじふせるか?」 という方向にしか、いかないわけです。 でも、あなたが「ねじふせる側」を取ったとしても、 相手はふてくされた態度のままです。 (そして、 あなたが「ねじ伏せられた側」の場合、 相手に対してふてくされつづけますよね? だって、気分が悪いですもんね!) …「いやいや辻さん、相手はそもそも、 嫌な人間なんですよ。性格が悪いんです。 だからそういう態度に出るんですよ?」 ああ、こんなケースもありますよね。 けれども、やはりここでも あなたが『どのようなイメージで相手を観たり、 決め付けているのか?』 …つまり、その『判断』によって、 物事がどちらの方向へ流れていくのか?に 違いが出てきますよ。 ならば、「どうせ言ってもムリだよ」 という『判断』を下している自分に、 今気づいたほうが、断然、その後うまくいきます! あなたが自分の『考え』を 方向転換したほうが、 「あなたが」うまくいきやすいんです♪ 実際には、こう思考するといいです。 「どういう風に伝えれば、聴く耳を持ってもらえるだろう?」 「自分の伝え方が悪いのかもしれない、工夫しよう」 「一度言っただけで諦めるのではなく、何度も伝えてみよう」 「なぜ、自分がそうしたいのか?根拠をきちんと伝えよう」 こんな感じです♪ で、次に。 「ああ、そもそも、お互いに目指している 着地点(目標)そのものが違う!」 ここに気づいてしまった時には…? 次回はそのケースについて書いてみますね!(^o^)
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【『判断と心の自由』-2 「 ガンコな人に悩んでませんか?見落としがちな、でっかい盲点」】
【健康=幸せ・いいもの 症状=不幸・悪いもの という判断に気づくと、心の自由が戻ってくる。】 の続きです♪ ピンと来たかたは、読んでいって下さい♪ (シェアもどうぞ!) そしてあなたの目から ウロコが落ちると嬉しいな…!(^o^) さて。 『あの人は、~~だ』 『~~はいい、~~は悪い』 『~~は正しい、~~は間違っている』 『~~のほうが優れている』 『~~は美しい、~~は醜い』 私達は日々、出来事に遭遇した瞬間に、 『判断』を下しています。 しかし、その『自分の判断』に気づかずに生きています。 (そして、それで普通です。みんなやってます。) で、 「え?そんなの当然でしょ? これが正しいよ? 真実だよ? それ以外に何か正解があるの?」 と思い込んでいます。 けれども。 「もしもあなたの人生で 『うまくいかない・成果が出にくい分野・事柄』 があるならば、 自分の『判断』を見つけたり、 あえて『判断』を疑ってみるといいよ? そうすれば心ののびやかさと自由を取り戻せるし、 人生の選択肢が増えるから…♪」 というお話でした♪ (これが前回の内容。) そうすると、 「辻さん! 相手がガンコな場合はどうしたらいいですか?」 「相手と意見が食い違っていて、 こちらの意見を聴いてもらえない場合はどうすれば?」 「ああ…私、ガンコ人間みたいです…。 よくガンコって人から言われるんです。 こんな自分はダメだなぁ」 こんな個別メッセージ、多数頂きました。 ホント、ホント…! 分かるわ~~~。そうだよね…! ええっとね。 まず、そんなアナタに、ぜひ気づいて欲しいこと。 (今から、ちょいと厳しいことを言うよ?) 「やっぱりあなた、まだ 『自分のほうが正しいのに』って思っていませんか? (心の中で、)相手に反論してませんか? (心の中で、)相手を説得しようと考えてませんか? (心の中で、)相手を責めてませんか? (または、心の中の相手が、 あなたの行こうとする道の前に立ちふさがり、 あなたの未来をふさいでいるような イメージをもっていませんか?) …これは、つまり 『私の判断こそが、この地上で最も正しいんだ!』 という『判断』のもとに、 あなたが、ものを考えているという事なんですね。 だから「正しさと正しさがぶつかり合う」。 だから「ムカつく、イライラする」。 「息苦しくなり、」「生きづらくなる」。 「ああ~~、辻さんっ、やってるかも…ひえ~~」 …そうでしょう?そうでしょう? (でも心配しなくていいですよ! みーんなそうだから!あなた以外も全員だから!) さぁっ。 ではここで、重大な『盲点』を、ひとつお伝えします! 実は… 我々は… 誰もが… 『ガンコ』なんですっ!!!!!(爆) 世の中にガンコじゃない人など、どこにもいないのです。 も~~、みんなガンコ!!! 75億人、全員ガンコ! 世界中、全員がガンコなんですっ!!! そうっ。 私達はみんな『ガンコ』なんですよっ(苦笑)。 地球に生きる人、全てがね…!!! どこのうちの子も、3歳にして、すでに超~ガンコ!!(笑)。 (「これいや、あれいや」という 意思表示をけっしてせずに、 24時間ニコニコしている3歳児、どこかにいますか? 探してきてください! …いないよね?) (犬やネコだって、意思表示するよね? かなりガンコだよね?(笑)。) でねっ、ガンコには2種類のタイプがあります。 もしもあなたが、人から 「ガンコだねぇ~」と、よく言われるならば、 あなたは誰かと意見が食い違った時に、 実際に、言葉に出して 『反論する』『説得しようとする』『責める』タイプだというコト。 (これは、あなたの資質です。 そして、この資質を持つ人を 「気が強い」「意思が強い」 「信念をもっている人」 「いい意味、こだわりのある人」 とも言い変える事も出来ますねっ。) 一方、自分の意見や主張を口に出さない人もいるのです。 つまり、心の中だけで 『反論している』『説得している』『責める』タイプ。 (私は、こちらのタイプ(苦笑)。) (あなたは、どちらのタイプ?) 「いえいえ辻さん、 私は本当にこだわりが少ないですよ? 大抵の出来事については、 『それ、どうでもいいのになぁ。 何でそんなに細かいこと気にするのかな?』 って思っていますもん」 という人もいるかと思います。 でも…。 そんなあなたも、もしも 『あなたらしい生活、日常』をおびやかされたなら…? 「ここだけは譲れない」 という分野を、おびやかされたなら…? どうなります? 心の中で不快感を感じませんか? 「人をおびやかし、コントロールしたり 支配するのは間違っていると思う!」 と反論・反発したくなりませんか? (ほら!『判断(ジャッジ)』が出ましたよね…!) だからね、私は 『判断をやめようよ』って 言いたい訳ではないんですよ? 『ガンコじゃなくなろうよ! そうすれば心の自由が手に入るよ!』 って提案したわけでもないんですよ? むしろ逆! 「みんな『判断』があるよ。 そして、どう『判断』するかによって、 私達の『気持ち』や『感覚』も連動してくるよ? 『判断』により、気分が軽やかになったり、 深刻になったり、身体が軽くなったり だるくなったり…、 『気持ち』や『感覚』が連動してるんだよ? ならば、もしも人生でうまくいかない事があるなら、 まずは、自分の判断(ジャッジ)に気づこうよ! なぜなら、気づく事が、 『心の自由への入り口』だからだよ? 『判断に気づく』というのは、 自分の心の『枠』(制限)や 心の『壁』(ブロック)に気づく、 というのと同じ意味。 気づくと、自分の心の『枠』や『壁』に 風穴が開くんだよ? あなたの視野が広がり、選択肢が増えるよ? つまり、『判断』に気づくと、 あなたは、あなたをがんじがらめにしている 『思考の枠』の外に出られる チャンスを手に入れるよ? なぜなら、自由って、 『チョイスがある』って事だからね。」 …という提案をしたわけです。 (これが前回の投稿の結論!) でねっ。 ここから先の話が重要! (…まず、全人類がガンコ、という説は 何となく受け入れてもらえました?) つまり、私ももちろんガンコだし、 みんなガンコなのですが。 その『価値判断』は、つまり 『あなたらしさ』『あなたの個性』 を作っている構成要素でもあるわけです。 だからね、昨今 「ありのままの自分でいたい」 「ありのまま生きよう」 というのが流行ですが、 「ありのままの自分でいたい」 というのは、ズバリ、 荒っぽい言葉で言い換えると、 「好きなようにしたい!」 という主張なのです。 「私がやりたいようにしたい!」 「私がいいと思うとおりにしたい!」 「誰かに従いたくない」 「それを邪魔しないで! 捻じ曲げようとしないで!」 …これを、キレイな言葉でいうと、 「ありのままでいたい」 「ありのままの自分を愛したい」 なのです。 だからもう、認めちゃって下さい。 「ありのままで生きたい」 っていう人の心には、 「もっとのびのび生きたい」 っていう人の心には…、 『全て自由にさせてよ!私の思い通りに!』 という訴えがあるのです。 (ぜーぜーぜー) 「ここに気づいてみてよ?」 というのが、私の提案なのですよ。 …もっかい、言っておきますよ。 「あなた、ガンコですよ? ガンコは良くないよ? だから気をつけようね、なおそうね」 ↑ こんな、『出来もしない きれい事』を…、 つまり『理想論』で『おりこうさんなコト』を 言ってもしかたがないんです! こんな事を言うのは、 『プロの心理分析士』ではなく、 近所のおばちゃんだけ!(笑)。 だってみんな『ガンコ』をやめられないのだから! (不可能を提案してどうする! 落ち込む人を増やすだけじゃないの!) …違う違う、逆なのです。 「もしも人生で不自由だったり、 うまくいかない事があるならば、 あなた自身の『正しさ』や『判断』を あえて疑ってみようか?」 「なぜなら、『判断』に気づいていない時、 あなたの視野は非常に狭くなり、 選択肢がなくなっているからね。 (でも、あなたはその事に気づけていないんだ。) …そんな時、あなたは不自由だし きゅうくつさを感じてつらくなるはず。 それに、他の人の『正しさ』や『判断』と 思いっきりぶつかっているかもしれない。 だからね、まず 『自分の判断』に気づくことって 人生をさらにのびやかに舵取りしていくために、 一番最初にすべきことなのよ~。 だってね、これが いわゆる『自分の枠から出る』 『自分の器を広げる』ための、第一歩だから。 やればやるほど、 あなたの心は解放される。 自分がどう生きたいのかも、 何が好きで、何を大切にしたいのかも、 ぜーんぶハッキリ見えてくるよ!(^o^)」 これが、私が伝えたかった事! …その上でね。 自分の意見の『伝え方』は、 注意したり、工夫する意義があると思います。 ちょいと長くなりましたっ。 次回は、 「誰かと意見が食い違った時には、 どうすれば?」 「ガンコで聴く耳持たない人 に対しては、どうすれば?」 について、その方法と解決策を書きますネ。